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夜を照らすもの


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クルスガワ ・ アメリカ。
それがこのゲームのスポンサーであった。
そして、クルスガワ・アメリカ東京支社通信室。
何故かここにゲームの参加者であるはずの人間がいた。
来栖川綾香。来栖川グループ総帥の次女にして高校エクストリームチャンプ。
そして彼女の守役を務めた人物が今のクルスガワ ・ アメリカの社長であった。
そして、セバスチャンが島に降りたのを知った頃、通信を始める。
「…ふう、そろそろね。みんな、島に向かって」
「いいわ。ちょうどこちらも例の本を見つけてる。もうバッチリよ」
そう言うのは栗色の髪をした少女。コリンという名で、長瀬に指令を伝えた代理人
でもある。
「はい〜。大変でした〜」
すかさず言ったのはアレイという少女。おっとりした割にかなりの腕力の持ち主。
そして、たまを始めとする面々が騒ぎ立て、当主であるルミラが叱る。
いかにも、のどかな面々である。
「むこうでは能力が制限されるらしいから、気をつけたほうが良いわよ」
念のため釘をさして、通信を切る。
「…うちの影武者ロボがいなかったら、私死んでた所ね。ホント、向こうは気が
利かないわね。芹香姉さんに何かあったら、二人ともタダじゃ済まさないから」

ゲーム開催が決まる前、芹香はコリンを連れてきた。
セバスチャンが芹香お嬢様が消えたと騒いでいたとわめいている時、ふらりと。
彼女には、ふと入った見知らぬ店で会ったという。お調子者な彼女がまさか天使とは
誰も思うまい。現に綾香も信じなかった。二人はなにやら話をしていたが、オカルト
関係と話だと思った綾香は、その時はなにも気に留めてはいなかった。

数日後、、コリンが芹香をたずねてきた。あいにく留守だったので、綾香が話を聞く
ことにした。それによると、翼人なるものの解放のために人を集めるという。そして
主催者は殺し合いでなされると考えているが、コリンは別の方法を探しているらしい。
綾香は、コリンが翼人のことに興味があるらしいとだけ芹香に伝えた。誰が自分が
殺し合いをさせされる内の一人になると思うだろうか。

そのころである、長瀬から島の建設を発注されたのは。
そして、完成寸前、たまたまクルスガワ ・ アメリカは来栖川姉妹も参加すると知る。
ロボを影武者にするよう綾香に持ちかけたのはクルスガワ ・ アメリカの社長である。
元来、金持ちは色々狙われやすい。特に芹香などは誰もが心配するほどである。
セバスチャンが居るので大丈夫だろうが、忙しい時など影武者をおく都合が良いので、
クルスガワ ・ アメリカではHM研究所の成果を利用しつつ、二体の影武者ロボを開発
していた。それがこのゲームで姉妹の代わりを務めるはずだった。
結果…HM研究所にばれないよう芹香に渡した影武者ロボが即座に送り返されてきた。

コリンが再びやってきたとき、綾香はある計画を提案した。というよりコリンが来た
目的も大差が無かった。結局のところ、綾香のする事は島に向かう船の提供と、進入
のタイミングを知らせる事。
コリンは、ルミラ達と共に翼人のことを記したという翼人伝を見つけ、それをもとに
島の神奈を解放する。それだけの事だ。

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