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抵抗


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天に向かって光の柱が伸びていき、そしてそらに消えた−−
スフィーはその瞬間、感じていた。
結界の力が弱まり、自分の身体に魔力が流れ込んでくる感覚を。
「今の光は−−」

森の中を駆け抜ける梓もまた、意外な形で自らの身体に力が戻りつつあることに気づく。
「ちくしょう、初音、初音−−−−えっ!?」
ふと踏み込む足の筋力が一気に増加した事に気づいた時には手遅れ

ドガーン!

「あいたたたたたたたた・・・なんなんだよちくしょう・・・・」
全力疾走していた梓の身体に突然戻った鬼の力(の一部)はもう数歩進んでから回避行動に移るつもりでいた数メートル先にそびえていた大木にわずか一歩の踏み込みで梓を衝突させる結果となった。

−−結界の効果が薄れてる、身体に流れ込む魔力からしておそらく3分の2程度に−−
スフィーは先ほどの光が何らかの力で神奈の力の大半を消し去ったと直感した。

しかし、神奈の精神は完全に消え去ったわけではなかった。
何者かの意識化に潜み、反撃の機会を伺っていたのである・・・

−−余を封じた者よ、そして余を消し去ろうとするものよ。余は汝らの思いどうりに消えるつもりは無い−−
神奈が潜むその身体の持ち主はその意識の存在に気づくことなく知らず知らずのうちにある方向へと足を進めていた。
ミサイル発射装置の待つあの場所へと−−


【神奈が誰に憑依しているのかは次の書き手にお任せします】

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