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突き動かす力


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枯葉のじゅうたんをすりながら、林をとぼとぼと歩いているのは083三井寺月代であった。
彼女は誰も殺したくない…自分も死にたくない…
開始当初、彼女は誰も殺めず、夕霧、蝉丸、高子と我が家へ帰りたかった。
しかし、月代はこの山林に迷い込んでから数々の銃声、悲鳴、爆発音を聞いてきた。
その度、木々を縫い、逃げ回った。
『…危ないところへ近づかなければ安全なんだ…』
走りには自信がある。何度か他の参加者に追われたが、皆巻くことができた。
だが、ここは何かが違う…うまく走れない…
一昼夜走り回ったためか、彼女の足はおぼつかない。
親友の夕霧を殺されたせいもあり、精神的にも追いこまれている。
『夕ちゃん…もうあの岩場で遊べないね…私も死んじゃうのかな…
 ううん、そんなことない!蝉丸が助けてくれる!』
しかし、彼女には希望があった、坂神蝉丸…彼ならきっと何とかしてくれる…
その希望が彼女の背中を押していた。
『まずはみんなと、蝉丸と高子さんを探さなきゃ!』

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