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「さて、これからどうしたものかしら。」
出発して海岸を歩いていた来栖川綾香(036)はつぶやいた。
「姉さん、魔法が使えないって言ってたから私が守らなくちゃ。」
綾香は事前に姉と海岸で落ち合う事にしていた。
魔法の使えない芹香は赤子同然である。芹香を守れるのは綾香だけだった。
「それにしても、妙に重いわね・・・私のバッグ。」
綾香はまだ開けていなかったバッグの中身を確認した。
「何これ・・・ミサイルかしら?」
『小型爆導索』と書かれた兵器が綾香のバッグに入っていた。
グループ行動をしている相手なら一網打尽に出来る強力な兵器である。
しかし兵器に関する知識など知らない綾香にとってそれは自滅しかねない武器でしかなかった。
しかも、説明書らしきものは何処にも見当たらない。
「まいったわね、使い方もわからないのに、邪魔になるだけだわ。」
綾香は武器を置いて行く事に決めた。格闘技者らしい選択である。
ミサイルの他には水と食料、そして照準用レーザーポインタだった。
「これは何かの役にたつかもしれないわね。持っていきましょう。」
荷物整理が終わった所で姉、芹香(037)がやってきた。

「来たわね、姉さん。」
「・・・・・(魔法が使えないから、足手まといになっちゃうけど・・・)」
「なーに言ってるのよ。全然そんな事無いわ。それより姉さん、バッグはもう見た?」
「・・・・・(ふるふる。)」
二人で、芹香のバッグの中身を調べた。
「どれどれ・・・消毒液に包帯、虫除けスプレー、ジッポ、・・・何?この箱。」
開けてみると、注射器と粉入った小袋が入っていた。
「これは不用意に使わないほうがいいわね。」
綾香は箱を閉めるとバッグの底に詰めた。
「さあ、行きましょ。姉さん。」
「・・・・・(こくり。)」
二人は海岸線を歩み始めた・・・

【小型爆導索・海岸に放置】

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