あぅーっ!


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「あうーっ! 御腹すいたーっ!」
 声をあげながら歩いていたのは沢渡真琴だった。
 なんで私はいつもこう1人なんだろう。
 そう思いながら食事を探して歩いていた。

 支給品の袋に入っていた食料は全部なくなっていた。
 これは全部自分のせいだったのだが。

 私はスタート直後から、ずっと1人だった。
 なにもわからないまま歩いていると、池のほとりについた。ちょっとそこで休憩しよう。そう思って近くにあった切り株に腰をかけ、支給品として渡されていた袋を開いた。

 そこに入っていたものは、パチンコと、鉛玉がたくさんはいった箱、それに食料と水だった。

 私はそのなかから、パンを手にとって口にした。
 あまり、おいしくなかったけど、少しは御腹の足しにはなった。

 立ちあがってふと、池を眺めた。
 そこには数匹の、青く光った魚がいた。

 きれい、と私は心の底から思った。
 そして私は、もう一度支給品の袋を開け、パン手にとった。
 それを小さく千切って、池に投げる。
 すると魚たちがたくさんそこに集まってきた。

 うれしくなって私はもう一度、パンを千切って投げた。
 すると魚はもっとたくさん集まってきた。

 そんなことを繰り返していると、パンはいつの間にかになくなっていた。

 そして、私は食料を探すことを目的として、森を歩いていた。
 何故か動物を取るのは躊躇われたので、食べられそうなきのこや、木の実を探してはバッグにつめていった。

 木の実をとるのにはパチンコが役に立った。
 ちょっと高いところにあった木の実もパチンコでパン、と枝をきれば落ちてきた。それをキャッチする。それを繰り返してる途中だった。

 私がおいしそうな赤い木の実を見つけた。
 そこにめがけて、わたしは、パチンコを打った。

 「Ah! What’s!?」

 そこから落ちてきたのは金色の髪をした女だった。
 宮内レミィである。

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