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突き動かす力2


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「…なんだろう?なにかが…聞こえる」
月代は『なにか』の音を感じ取り、足を止めた。
「…人…じゃないよね」
月代は神経を研ぎ澄ませる。
蝉丸や御堂ほどではないが、月代の体内にも仙命樹が息づいているのだ。
(チョロ…チョロチョロ…)
確かに聞こえた。
「…涌き水だ!」
水源は近くにあった。
だが、あの時、音に気付かなければ通り過ぎていたろう。
月代に支給された水は既に底をついていた。
彼女にとってはこの清水は嬉しい発見である。



一休みした後、彼女はふと思った。
「そういえば、私の武器って何だろう?」
月代は支給された武器をまだ確認していない。いや、確認したくなかった。
理由は簡単である。
『武器だったら嫌だなぁ…』
しかし、彼女の脳裏に『もうひとつの可能性』がよぎった。
『防弾チョッキとかだったらいいなぁ…』
月代は決心した。大きく深呼吸し、支給物資の入っている布袋に手を突っ込んだ。
中に入っていたのは拳銃でも、刃物でも、防弾服でもなかった。
「お面…だよね、これ」
もうひとつ、一枚の紙切れがお面に貼りつけてあった。
紙には何か書いてあった…
「…い、イイ?」
その刹那!月代の顔に何かかが覆い被さった。
「(・∀・)ふわっ?!ちょっ…何これ〜〜」
彼女の顔には間の抜けた顔のお面が吸い付いていた。
「(・∀・)と、取れないよぉ〜〜、歯医者さんくさいよぉ〜〜」
「(・∀・)せみまるぅ〜〜〜、たかこさぁ〜〜ん…誰でもいいからこれ取って〜〜〜」
彼女は薄れた視界を頼りにおぼつかない足取りで森の奥深くへ消えていった。

月代の武器【(・∀・)イイ!お面】効果:不明

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