余裕と苛立ち


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茜(043)が通り去って暫くして、高槻04、05の死体が
爆音と共に、跡形も無く消去された。24時間後に修理の目処がついたELPOD司令室にて
本物の高槻は自分に爆弾があるのではという疑念を
自分で仕掛けた爆弾で晴らした安堵と修理の間に誰かが
ここを嗅ぎ付けるのではという苛立ちが交錯しつつも呟く。

「修理の目処がついた矢先にこれか、、
念のためクローンにカプセルを仕掛けておいて正解だったな・・。
04と05、先走りおって、でも043が単独行動だったのは不幸中の幸いだったな
集団行動している連中だったら、致命傷になりかねんかった。


ルールに従い、残るか・・その方がこっちには都合がいいので大歓迎だ。
ただ、俺に害が及ぶ場合は容赦無くやらせてもらうがな。」

【潜水艦「ELPOD」修理完了まであと24時間】

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