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御堂もビビる!詠美ちゃん様は強いんだぞ!


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男は森を徘徊していた。
彼―――(089)御堂はこれ以上他の参加者との接触は避けたかった。
坂神蝉丸の他にも注意すべき敵がいることをを知ったためでもある。
あの川で見かけた女…
岩切、安宅を葬った奴…
もう1つ、足手まといを作りたくないという理由もあった。
『あのガキ…あゆとか言っていたな…まだ死んでねぇよな』
しかし、最大の理由はあの放送…坂神の連れの少女の演説であった。
御堂はいかなることがあろうとも他の参加者の命は奪わない―――敵はあくまでも主催者。

しばらく進むと、何者かの気配がした。
『…近いな、この気配…女か?』
御堂はすぐさま身を翻し、木の幹の影に隠れた。
間もなく、その場に現れたのは(011)大庭詠美であった。
彼女は御堂に気付く気配は無く、本来なら彼女はこのまま通り過ぎる…はずだった。
『ちっ、面倒な事になりやがった、何事もなくこのままやり過ごせれば―――』
と突然、彼の頭上の獣達が暴れ出した。
「ぴこっ!ぴこぴこ!」
「にゃにゃ!な〜う〜」
『こっ、こらぁ!暴れるな!痛てっ!』
「誰かいるの!?」
慌てて2匹を取り押さえるが、時既に遅し。詠美に勘付かれてしまった。
「ねぇ?誰かいるの?」
「…」
御堂はこのまま逃げることを考えた。相手に敵意が無ければ、追撃は免れる…そう考えたからである。
「いるんだったら、武器を捨てておとなしくトーコーしなさい!そうすれば命だけは助けてあげるわ!」
『投降…捕虜になれということか…しかし、奴の自信、相当なものだな…一体武器は―――』
「早く出てこないとこの『ムーンライトマジカルステージストライクレーザービームライフル』が
あんたを木ごとふっとばすわよっ!」
『な、何ィ!?』
御堂は驚愕した。それほどまでに強力(そう)な兵器が支給されていたとは…
そして己のクジ運の無さを右腕の中の猫を見ながら絶望した。
『木を盾にしたとしても俺の銃では分が悪すぎる…ちくしょう、こんな時にっ!』

御堂はあっさりと詠美のハッタリを信じ込み、戦意を喪失した。
彼は、腰に差してあったデザートイーグルを女の足元に放り投げ、投降した。

【御堂 捕虜になる】
【デザートイーグル 詠美が回収】

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