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拝啓おふくろ様リターンズ


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――拝啓おふくろ様
 我慢できずに再び文を送ってしまうバカ息子をどうかお許しください。

 僕は驚愕いたしました。
 当初、かの婦女子はなにもないところで転んだ様に見え、
それはそれはそのまぬけっぷりを腹の底で笑いまくっておりました。
 もちろん可愛い女の子のドジに向けられる微笑のようなものでありますが。
 しかし違ったのです。
 かの婦女子が転んだのは地面から顔を出した根っこにつまづいたからでした。
 そしてその根っこは転んだ際に引き千切られていたのです。
 なんというパワー。なんという突進力でしょう。
「これが力の1号の実力…」
「ジュン?」
 さぞかしタックルでもさせたら強いことでしょう。
 いっそ敵とでも会ったら試してみましょうか? マッハオラ。
 タックルさせるときに「Ready Go!!」とでも叫べば「Lady」と語感がかぶって良い感じです。
「てめぇは俺を怒らせた。
 HA!HA!HA!HA!HA!HA!HA!HA!」
 掛け声と共に次々と拳をたたきこむ金髪ヤンキー。
 うむ。なかなか良い。掛け声が悪役っぽいが。
「ジュン? どうしたノ? 怒っちゃヤダヨ…」
 どうやら妄想のつもりが声に出ていたようです。婦女子はいろんな意味の心配で僕の顔を覗きこみます。
「いや、なんでもない。怒ってなんかないって」
「そう?」
 その時は確かに僕は怒ってなどいませんでした。
 しかし気がついてしまったのです。婦女子のポケットの中で起こった重大な事件に。
 CDは散々たるありさまでした。
 そう。頑丈だと信じていたあれは、転んだときのショックに負けて割れていたのです。
 今思うと、CDを分担して持つことにしたのが失敗だったのかもしれません。
 かの婦女子のスカートには、スカートにしては大変珍しくポケットがついていたのです。
 CDは1人が持ってるといっきに全て失う可能性があります。
とっておきの切り札となりうるそれを分担して持つのはしごく当然といえるでしょう。
 だが、かの婦女子は転んでしまいました。
 おかげで緩衝材として一緒に詰めていた「もずくパック」が割れ、CDは散々たるありさまです。
 硬めのビニールだから頑丈だと信じていたのですが…。
 このもずくのメーカーに対しては怒りを禁じえません。
 あとはあの無記入のCDが、あらゆる外的要因に弱い「ミスったーデータ」様に焼かれたものではないことを祈るばかりです。

追記
 もずくパックが割れてしまったおかげで、レミィ・クリストファー・ヘレン・ミヤウチのスカートは
もずくの汁でぐっしょりです。乾かさないと風邪をめされてしまうかもしれません。
 こういうとき、男はどうしたらよろしいのでしょうおふくろ様 。

追記2
 この島に来てから、僕の周りには事件が絶えません。
 いつになったらこの現実逃避人格はなりを潜めるてくれるのでしょうか。
 このままではどこぞで見た、目覚ましかチップルです。
 それもまた良しとしますか…。

【無記入CD大惨事】

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