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新たなるボケ役?


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雨の中ずぶ濡れになって死体漁り、今のうちにやってないと雨が上がってからが恐いからだ。
ナニかが漂いそうで。

「そっちの死体は何か持ってた?」
「変な携帯電話みたいなやつだけよ、メモみたいなものは無いみたいね。」

北川達が出発してからすぐ本来の目的である高槻の死体を調べだした。
もっとも確かな成果があったわけでは無いが。

「とりあえず北川が言ってた小屋に向いましょう。これ以上は何もなさそうだし。」

全く北川もいい度胸である、この乙女たる私に死体漁りをさせるなんて。
晴香の方の同じ意見のようである、次の行動は決まった雨宿りついでに北川を――。
などと話しているとすぐに小屋は見えてきた。往人と女の子二人の姿も見える。
何故か入り口で北川が股間を押さえて痙攣しているが。

「あの馬鹿まさかセクハラでもやった――。」

私の言葉は閃光によってかき消された。



北川が痙攣している、他の3人は険しい顔をしている。
その上晴香まで険しい顔をしだした、おまけに今の閃光。
気まずい沈黙、小屋に響くのはただ北川の呻き声のみ。

「ここで顔色変えてる人はみんな今の力の奔流を感じ取ったらしいわね。」
「参加者の中にあんな強力な奴のことなんて載ってなかったわよ。」
「参加者じゃないもの。長瀬源之助、管理側の人間よ。」
「あなた、何か知っているの?」
「……。」

先ほどの閃光の後皆さんは必死に討論していて、私と北川は置いてきぼりを食らっています。
しかも何故か国崎さんは私をじっと見詰めてきます。
やはり私は罪作りな乙女、また新しい男を虜にしたようです。
でもタイプじゃないので却下、北川の看病でもしておこうかと思います。

目の前では不可視がどうとか結界がどうとか禁呪がどうとか色々と話し合っています。
でも私には理解できない話なので北川に膝枕してあげてます。
看病するために膝枕してあげる、やっぱり私って乙女ね。
横の変な視線が痛いけど、やはり私を狙ってるのでしょうか?
とりあえず晴香が見つけた携帯電話でも調べてみますか、図鑑で見た気がするし。
こんなことなら診療所の本棚に図鑑置いて来るんじゃなかったな。
とか何とか考えてると国崎さんが私の方に近づいてきた。
もしかしてこれは乙女のピンチ?

「その探知機を譲ってもらえないか?」
「へ?」
「その手に持ってるやつだ。北川から譲ってもらう事になってる探知機と交換してくれ。」

私は何か勘違いしてたのでしょうか?ボケは北川の仕事だったはずなのに。

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